ちょっと詳しくて新しい虫歯の話
投稿日:2023年12月8日
カテゴリー:子育て講話
子育て講話を開催しました
12月3日(日)、すくっぴーひろばで子育て講話がありました。
今回は『ちょっと詳しくて新しい虫歯の話』。
たくさんの親子が参加され、お子さんの歯みがきや虫歯への関心の高さが感じられました。
講師には、皆川歯科医院副院長 皆川 諒さんをお迎えしました。
皆川さんは、すくっぴーひろばおやじの会の会員でもあります。
そのご縁で、おやじの会では毎年「オヤジの歯磨き」講座を開催しています。
毎回大好評の歯磨き講座を、今回は会員以外の皆さんにも聞いていただくことができました!
親から子へ虫歯はうつるのか
親子で食器を共有すると、虫歯の原因菌が親から子へ感染すると言われています。
ところが、最近の研究で離乳食開始前の4カ月の子どもに、母親の口腔細菌が発見されたそうです。
また、食器の共有に気をつけていても、子どもの虫歯の発生に差はなかった、という研究結果もあるそうです。
(一般社団法人 日本口腔衛生学会 令和5年8月31日)
食器の共有の制限は労力の割に、虫歯予防にはあまり効果的ではないようです。
虫歯予防のために
虫歯を作らないためには、
『砂糖の摂取を控え、親が毎日仕上げ磨きをし、フッ化物を使用すること』。
特にフッ化物(フッ素)の使用は、虫歯予防に効果的だそうです。
フッ化物は歯みがき粉にも含まれているので、歯みがき後のうがいはしない、もしくは1回でいいそうです。
歯みがきは楽しい時間 ♪
子どもはなぜ歯みがきを嫌がるのでしょうか?
「恐い」「痛い」「不快」などの経験が積み重なった結果、歯みがきの時間が「嫌な時間」になってしまいます。
お子さんに「歯みがきは楽しい時間 ♪」と思ってもらうことがポイントです。
*顔の周りをさわる遊びをし、顔や口を触れられることに慣れてもらう
*お気に入りのおもちゃに歯みがきをさせてみる
*好きな場所、お気に入りの場所で歯みがきする
など、皆川さんが実際にお子さんに実践されている方法を、詳しくお話してくれました。
そして、親子でお手本を見せてくれました!
参加者の感想
〇医師の方から直接、こんなに丁寧に話を聞くことができて、よかったです。
〇歯の生える前にこのような話を聞けて、とても参考になりました。
〇知らなかったことも多く、聞いてみたかったことも教えていただけて、よかったです。
〇子どもとコミュニケーションをたくさん取りながら歯みがきをしたいと思います。
講話の資料は、ひろばに置いてあります。
必要な方、ぜひ手に取ってみてくださいね。