子どもの病気について学びました


カテゴリー:子育て講話

12月1日(月)、子育て講話『子どもの病気と対応』を開催しました。

多賀城市の保健師さんを講師にお迎えし、子どもがかかりやすい病気やその対処法についてお話していただきました。

 

子どもが熱を出したら…

今年はインフルエンザが大流行…

その他にも突発性発疹や水ぼうそう、溶連菌など子どもが感染しやすい病気はたくさんあります。

お子さんが発熱した時どうすればいいのか、教えていただきました。

 

【受診の目安】

*生後3か月未満の発熱⇒元気でもすぐに受診

*3日以内に下がらない発熱⇒受診

 

【家での対応】

*服はいつも通りで大丈夫。汗をかいたら、替えましょう。

*冷えすぎない程度に首の付け根、わきの下を冷やす。

*こまめに水分を取る。

 

 

お子さんが熱を出すと、熱性けいれんにも気を付けなければなりません。

 

【熱性けいれんの症状】

*38度以上の発熱をともなうひきつけ

ひきつけは5分以内が多い(10分以内が90%)

 

【対応】

*体ごと横に向けて気道を確保し、嘔吐したら吐いたものを外に出す

*着ている物を緩めて5分間様子を見る

 

5分を超えても続く、意識の戻りが悪い、手足の動きがおかしい等の不穏な感じがあったら、すぐに救急車を呼びましょう。

 

 

子どもが嘔吐したら…

ノロウイルスやロタウイルスに感染すると、嘔吐や下痢の症状が出ることがあります。

その対処の仕方を、実践しました。

 

①窓を開けて換気

②マスク・手袋を装着

③キッチンペーパーや新聞紙を汚物の上に覆い、塩素系漂白剤をかける

④外側から内側にかけてふき取り、ビニール袋に入れる

⑤塩素系漂白剤で浸すように床を拭く

⑥使い終わった手袋・ペーパータオルも袋に入れて、捨てる

⑦石鹸を使って丁寧に手を洗う

 

 

バケツに手袋や新聞紙、塩素系漂白剤の消毒液などをセットして準備しておくと安心ですね。

 

★塩素系漂白剤消毒液の作り方

家庭用塩素系漂白剤(ペットボトルのキャップ2杯分)を水500mlで薄める

 

上手に手洗いできるかな?

感染症の予防には、手洗いが効果的です。

参加された皆さんで、手洗いの実践も行いました。

 

ブラックライトに反応するローションを手に塗り、いつものように手を洗います。

その後ブラックライトを当ててみると、洗い残しの部分が白く光ります。

「きれいに洗ったつもりだったけど、結構汚れが残っていました…」

と話す方もいました。

 

ツメの周りや指と指の間は、汚れが残りやすい場所だそうです。

 

知っておきたい 相談先

病院を受診した方がいいか迷った時、相談できるところがあります。

 

平日の昼間

・かかりつけ医

・たがじょう子育てほっとライン

TEL 022-368-1021(直通)  9:00~16:00

 

夜間・休日

・宮城県こども夜間安心コール

TEL #8000  19:00~翌朝8:00

 

どんな症状がいつからか、最初の症状と時間に伴う症状の変化、家庭で実施した対処法を伝えましょう。

 

子どもがかかりやすい病気とその対処法を知っておくことで、落ち着いて対応することができると思います。

寒くなるこの時期、しっかり備えて乗り越えましょう!

 

 

 

 

 

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