子どもの心とことばを育む3ステップ


カテゴリー:ファミリー・サポート 子育て講話

9月25日(木)「子育て講話」・多賀城市ファミリー・サポート・センターの「ステップアップ講習会」を開催しました。

今回は、コミュニケーションむすびめ・言語聴覚士の吉田 結氏を講師にお迎えし、『子どもの心とことばを育む3ステップ』についてお話をしていただきました。

 

 

ことばの本質とは

ゲーム、YouTube、習い事…

現代は子どもたちが受け身になりがちな環境にあふれています。

 

子どもが自分の気持ちをことばで伝えられるようになるには、周囲の大人の関わりがとても重要だそうです。

★伝えたい思いを持っている

★ことばの使い方を知っている

★伝わる経験をしている

 

ことばが伝わることで信頼関係が築かれ、自分に自信が持てるようになり、心も育っていくそうです。

 

心とことばを育む3ステップ

お子さんのことばを育むために、大人ができる関わりを教えていただきました。

 

①待つ

伝いたい思いや考えがないと、ことばは伸びないそうです。

子どもが自らアクションを起こすのを待つことで、自分で考える時間を与え、主体的なコミュニケーション力をつけることができるそうです。

 

②今をことばにする

ことばだけを切り取って教えても、子どもは使えません。

気持ち・使い方とセットで獲得することが大切だそうです。

子どもの見ている物、していること、感じていること【今】を大人がことばにしてあげるといいそうです。

 

例えば、ご飯を食べている時に「おいしいね」「これは苦手なんだと声をかけたり

ママが疲れている時に「今日は疲れちゃって、優しくできないみたい」とお子さんに伝えたり…。

 

家庭で今日から実践できそうですね。

 

③いったんキャッチ

子どもが言ったことをいったん受け止めると、受け止めてもらえた子どもは「伝えて良かった」「また伝えよう」と思うそうです。

人とのやりとりが好きになると、上手になります。

 

子どもがご飯を食べたがらない時

子どもが買って欲しがる時

無理なお願いが飛んできた時

 

「困ったな~」という場面に出会うこともあります。

そんな時は、いったんキャッチの積み重ね

子どもが言ったことをいったん受け入れ、その後で提案や交渉をすると子どもも話を聞いてくれるようになるそうです。

 

 

そして最後に吉田先生から、あたたかい一言が…。

 

【子どもたちと毎日過ごしているだけで100点!

でも少しの工夫で 子どもの未来を豊かにすることばと心を

ママやパパが育めます!

101点、102点、ほんの少し加点するくらいの心もちで

実践してみてください!】

 

次回の子育て講話は…

内容:『子どもの病気と対応』

講師:多賀城市 保健師

日時:令和7年12月1日(月) 10:00~11:30

場所:すくっぴーひろば 研修室

申込:多賀城市の方 11月17日(月)~

他市町村の方 11月24日(月)~

 

皆さんの参加をお待ちしております。

 

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