おうちでできる性教育
投稿日:2025年7月10日
カテゴリー:子育て講話
6月30日(月)、子育て講話を開催しました。
講師に助産師の佐々木愛里氏をお迎えし、『難しくない!0才~のおうちでできる性教育』についてお話をしていただきました。

自分の大切さを伝えたい
「性教育」と聞くと、
難しい、どう伝えたらいいのか分からない、というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
性教育=生教育
命について知ること
生きることを考えること
と、講師の佐々木さんはお話されていました。
日常の親子のかかわりの中で、できることはたくさんあります。
★抱っこのぬくもり(心地よい接触を知る)
★ポジティブな声がけ(自己肯定感)
★おむつ交換時の言葉がけ(プライベートゾーンの大切さの刷り込み)
プライベートゾーンとは、「水着を着た時に隠れる部分」と「口」のことで、自分だけが見たり触ったりしてもよい所です。
例えば、お風呂に入っている時に「お尻を洗ってもいい?」とお子さんに了解を得てから洗ったり、他の人がいる前でおむつ替えや着替えをしない、等の配慮が必要です。
このような経験を積み重ねていくことで、
「あなたの体は、あなただけの大切なもの」
というメッセージを受け取り、心地よさや「自分の体は大切」という実感を持つようになるそうです。
そして、周りの人達のことも大切に思えるようになり、性被害から身を守ることに繋がるそうです。
信頼できる大人になるために
「赤ちゃんってどこから来るの?」
「どうやっておなかに入ったの?」
弟や妹が生まれて、そんな疑問を持つようになるお子さんもいるでしょう。
性教育は、子どもが「知りたい!」と思った時がチャンス。
タブーにしないためにお子さんに返してほしい言葉が
「いい質問だね~!」です!
お子さんの気持ちを尊重し、何かあったら相談したいと思ってもらえるようになるそうです。
お子さんに伝えるには、絵本が便利です。
佐々木さんが、たくさんの絵本の中から
『うまれるまえに きーめた』(サンマーク出版)
を読んでくださいました。
お子さんと一緒に、図書館や本屋さんで手に取ってみるのもいいですね。
何でも話せる家庭環境、信頼できる親子関係が、性教育で一番大切なことだそうです。
ご家庭でできることから始めてみてはいかがでしょうか。