知って納得 子どものイヤイヤ
投稿日:2024年6月14日
カテゴリー:子育て講話
6月3日(月)、今年度第1回目の「子育て講話」を開催しました。
今回は『知って納得 子どものイヤイヤ 0~3歳までの子どもの発達と関わりについて』。
講師に(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ 遠藤ミユさんをお迎えしました。
発達の状況を理解することの大切さ
子どもは毎日成長していきます。
その発達の状況を理解することで、子どもが求める援助・関わりを理解するヒントになります。
【0歳前半】
身体全体を使って周りの世界を知る時期
…ふれあいが心の豊かさにつながります。
目を見て対応する・同じように声を出す・わらべうたや手遊び、ベビーマッサージをする
【0歳後半】
伝わる喜びをもとに落ち着きが生まれる時期
…誰かと共有できるようになります。
子どもの傍らで様々な感動を共有し、気持ちを代弁する⇒「楽しい」や「悲しい」などを理解するようになる
また、自分から「○○へ行きたい」「△△をしたい」と願いを持って運動機能を獲得できるような遊びを工夫する
【1~2歳】
自分に誇りを持つ時期
…「イヤイヤ」が始まります。
子どもと同じ目線に立ち、何度でも伝える
子どもが自分の意志で動けるように導く⇒選択肢を与える・時間的な間をあける・あらかじめ伝える
【2~3歳】
ワガママ・ダダコネの時代
…「イヤ!」から要求へ
要求には『言葉通りの要求』と『自我の要求』の二つの意味がある
子どもを尊重するとは、「思い」を尊重すること
⇒できていることに目を向け、認める・全肯定する気持ちで対応する
「だいすき」に勝る関りはない
子どもの発達段階を理解して、関わり方を工夫することは大事なことですが、日々の忙しさでそんな余裕がない時もあると思います。
”両親からの「だいすき」「たいせつ」に勝る関りはない”
と、講話の最後に遠藤さんはお話されていました。
お子さんを大切に思う気持ちを大事にして、イヤイヤ期を乗り越えられるといいですね。
今後の子育て講話は…
10月3日(木) 『ライフキネティック』
講師:ベアシーク 熊谷 有嗣氏
※多賀城市ファミリー・サポート・センターの「ステップアップ講習会」と合同で行います
2月13日(木) 『子どもの病気と対応』
講師:多賀城市保健師